矢田レポート

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No.028 会社の飲み会とは何か? 若手の君に '08'5'15
 若いころは、会社の飲み会に「参加するべきか、参加しないか」と悩むものです。結論からいうとずばり「参加するべき」です。それはその目的を理解する必要があります。

■自分なりの飲み会へ参加する目的を持つ

若手の人にとっての会社の飲み会に参加する目的は、大きくは以下の三つあります。
(1)普段、話せない人との親睦を深める
飲み会とは基本的にコミュニケーションをとるための場。職場とはまた違う雰囲気でのコミュニケーションにより普段話せない人とも共感や信頼感が生まれやすいもの。只食事を一緒にするだけでも親近感が沸くものです。
(2)普段聞けないことを聴くため
若い人にとって基本的にどんな飲み会でも「勉強の場」。ありがたいことに若い人には、飲み会という場を通して、多くの人が「ため」になる話をしてくれます。具体的な仕事の仕方や心構えから、普段自分が気付かずにやっている態度や言葉遣いなどの指摘ももらえることがあります。
(3)相手に気持ちを伝える
感謝やお詫びの気持ち、相手に直してほしいことなど、自分の気持ちを相手に伝えることは難しいものです。言いにくいことをいかに伝えるか、自分の気持ちをいかに素直に伝えるか。飲み会という和やかな場は、それを随分容易にしてくれます。

■ 飲み会の先には、仕事の目的がある
飲み会の目的と仕事の定義とは密接な関係があります。そして、できる人ほど飲み会を大切にしています。
  仕事=作業+創意工夫+人間関係
仕事のできない人というのは、ひとつ目の「作業」だけで勝手に満足をする傾向があります。できる人はそこに自分なりの創意工夫を加え、そして、本当にできる人とは、人間関係の重要さを知りそこに重点を置いています。 仕事というものは、一人で出来ることは何一つありません。また、よりいい仕事や世の人のために働きたいというのなら、多くの人と力を合わせて働く必要があります。そして、時に人に動いてもらわなければいけません。

だからこそ、仕事のできる人は、飲み会を非常に大切な場と考えており、必ず自分なりに一つ一つの飲み会に目標を持って参加しています。「A部長に自分のことを覚えてもらおう」「やり手B課長から仕事の極意を訊き出そう」「同僚のCさんに前の件お詫びしよう」自分なりに一つ一つの飲み会に仕事をより良くするための目標を持つようにします。

■会社全体にも飲み会に目的がある

そして、この目的は若い人だけのものでなく、その上司にとっての目的でもあり、もっと会社の上(経営層)の目的でもあります。上司も上司なりに、職場の人間関係をよくし仕事の共感を持ちたいと考えています。会社としても、よりコミュニケーションが活発になりチームワークがよくなり、みんなが楽しく働いてくれればと願っています。そのために全社的に設けられたものが会社の飲み会という場であり、「信頼感や共感を深める」と意図(目的)があります。

■飲み会が「チャンスかピンチか」は君次第

この飲み会で何かを得られるかどうかは、結局はその人次第となります。例えば「よし!いい機会だB課長から話を聞くぞ」とチャンスに捉えれば、勉強もでき仕事をよりやりやすくする場となります。そして、そんな人にとっては、この時間は充実した楽しいものとなり、同時に社内にその人の支持者を増やすことにもなります。それに対し「いやだなぁ。我慢して時間の過ぎるのを待とう」とピンチと捉えれば、飲み会とは時間とお金の浪費となり、結果「沢山食べなければ損」という貧しい考えをもって参加することになります。そして、そんな飲み会の場を楽しむこともできない人を支持する人は減っていくことになります。飲み会には、「何かを得てやろう」という積極的な心構えが必要です。それがよい仕事につながり、より仕事をやりやすくすることになるのです。
この飲み会に挑むその人の姿勢こそが、仕事全体に対する姿勢にも、あてはまることが多くあります。


〔(株)ワイズサービス・コンサルティング矢田祐二〕

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