私が講師をつとめるセミナーでは、2つの目的をもって、参加者全員の個性分析を行い、その個性の説明をすることがあります。
ひとつは、組織や人の話をするためには、客観性が必要ですから、自分の個性を知ってもらい、できる限り修正をしていただくことを目的にしています。
そして、もうひとつは、自分とはどんな人間かを知っていただきたいからです。
私は、コンサルティング業務の中で、多くの人がご自身の個性や強み、そして、弱みを知らないまま、現在までいきてこられたということを感じることが多々あります。
たとえば、自分の個性や強み弱みを知らないため、会社からの命令であれば何でも受け入れてしまう。
管理・調整の得意な人が、創造性の求められる企画の担当に移動する。積極性のある第一線の営業マンが、その結果を認められマネージャー職に抜擢される。
上記のようなことは、本人たちも、一瞬不安がよぎるようですが、周りの声やそのときの気持ちの高揚により引き受けてします。
その結果は、よく知れたことで、不得意分野のスキルを身につけることも大変ですし、心のそこからのやる気はおきてはきません。
そして、結果「○○くんには、まだはやかったかな」や「あいつは、やる気がないんだ」という、評価が下る。
自分に合わない不利な環境で働き、そして、その結果で判断される。
弱みの部分で有能無能を決められる。これは、会社にとっても、その人にとってもとても不幸なことです。
このような不幸なことを起こさないため、そして、仕事を選択するためにも、自分の個性を知って,合う合わないを判断し、自信をもって会社に対し「イエスorノー」をいう。
会社の命令に一度は物言いをするわけですから、一時は立場が悪くなることもあるかもしれませんが、そのまま過ぎてしまうよりはぜんぜんいいでしょう。
すくなくとも、成功者のなかに自分の弱みで勝負した人はいません。
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